三冠の戦い: ハイリミットがゴーストザッパーと併せる | 海外競馬ニュース

三冠の戦い: ハイリミットがゴーストザッパーと併せる

チャーチルダウンズ競馬場で木曜日、ルイジアナダービー(G2)の勝ち馬でケンタッキーダービー(G1)に出走予定のハイリミットが2004年度代表馬ゴーストザッパーが併せ馬を行った。ブルーグラスS(G1)でバンディニの2着だったハイリミットであるが、ジョー・ディーゲンを背に6ハロンを73秒8で追い切った。

5月30日にベルモントパーク競馬場で行われるメトロポリタンH(G1)で今シーズンをスタートさせるゴーストザッパーは5ハロンを60秒4。ボビー・フランケル調教師は、追いすがるハイリミットのやる気にも触発されていい感じの調教だったと言う。


「ヤネも調子がいいと言っていた。こういう感じの調教は合っているみたいだね。今回はよりリラックスして走ることができたし、ヤネとの相性がいい。ゴーストザッパーと併せるのは効果的だ。ゴーストザッパーはハミを力強く噛んでいたけど、ちょっと気性が荒いところがあるね。」


他にも4頭のケンタッキーダービー有力馬たちが木曜日に追い切られた。ニック・ジトー調教師が出走させる5頭のうち2頭の調教も行われた。


サンキングはブルーグラスS4着以来の追い切りで5ハロンを1分ジャスト。ジトー調教師によれば、「非常に良くなっている。うれしいよ。馬場はそれほど固くなくて、少しやわらかくなってきている。それを考えればいい調教だったね。」サンキングの同僚馬アンドロメダヒーローはアーカンザスダービー(G2)以来の追い切りで5ハロンを61秒8という時計だった。


ボブ・ホルサス調教師の管理するグレイターグッドはジョン・マッキー騎手を背に6ハロンを1分17秒4。グレイターグッドはサウスイーストSとレベルS(G3)を連勝した後、アーカンザスダービーで4着に終わっている。「力強い走り方だったでしょう。ゴール前で気合をつけられていたが思ったより力が入りすぎちゃったようだね。けどいい走りだったし1400mが1分31秒。まだまだ時間があるから大丈夫だよ。」とホルサス調教師。


イリノイダービー(G2)勝ちのグリーリーズギャラクシーはマイルを1分40秒6だった。これはルイスビルに来てから2番目に長い距離の追い切りで、3回目の調教だった。ミスターグリーリー産駒であるグリーリーズギャラクシーは4月16日に800mを47秒6、22日に6ハロンを1分16秒8の調教を消化している。「疲れがあるしこんなもんだよ。この馬にとってはこれくらいがいい。使われた馬はたいてい調教でも鈍るもんだけど、この馬はそれほどではないね。」と言うのは管理するウォレン・ステュート調教師である。


パトリック・ビアンコーン調教師はG2勝ち馬スパニッシュチェストナットを出走させるかどうか、月曜の追い切り後に決めると語っていた。ホースチェストナット産駒のスパニッシュチェストナットは、当初予定したとおり土曜日のダービートライアルに登録していない。「ダービーで調子を最高に持っていきたいし、土曜日のレースに使うのはちょっと急すぎるね。」この馬にはジョー・ブラボー騎手が騎乗予定だ。スパニッシュチェストナットはミッチェル・テイバー氏とデリック・スミス氏が所有しているが、彼らはブルーグラスSを制したバンディニの馬主でもある。


Thoroughbred Times, Posted: 4/28/2005 12:23:00 PM ET
http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=54341&subsec=2