ダムソンが英1000ギニーを除外 | 海外競馬ニュース

ダムソンが英1000ギニーを除外

土曜日に行われる1000ギニーで長い間1番人気だったダムソンが除外されることが水曜日に分かった。朝の追い切りで1000ギニーに向け最終調整となるはずだったが、ちょうと見通しが悪いと思われているところだった。


ダムソンが出ないことは、UltimatePoker.comがスポンサーである1000ギニーにおいて上位で競い合っていたカレンズケイパーやシャンハイリリーの陣営にとっても衝撃である。


ダムソンはアイルランドの馬場状態が芳しくなかったため、9日早くニューマーケットに到着していた。


ミレニアムグランドスタッドの後ろをダムソンがキャンターで降りてくるころ、陣営は出走プランを見直し、キーレン・ファロン騎手とともに夏開催へ向かうことを決めた。これには、ジェイミー・スペンサー騎乗の未出走の同僚馬と、ミッチェル・テイラー氏所有でコリン・ウイリアムズ騎乗の牝馬が帯同する。


5ハロンの追い切りで併せていた馬をスムーズに突き放す動きをみせていたが、朝食の席についていたデイヴィッド・ワッチマン調教師のもとに残念な知らせが届いたのである。このことを冷静に受け止めたワッチマン師は、「不運にもレースに出れなくなってしまった。今後は愛1000ギニーに向かう。キーレンやジェイミーはダムソンを高く評価している。残念ではあるが、世界が終わるわけじゃない。7~10日でこちらの環境にも慣れたようだし、5月22日のカラーのレースに出すことにするよ。」と話した。


ダムソンが出走できないので、ファロンはエイダン・オブライエン調教師のヴァージニアウォーターズに乗ることとなった。


このニュースについて各主要ブックメーカーの反応は異なる。コーラルはネルクヴィンS勝ちのカレンズケイパーを9-2としているが、ヒルズはシャンハイリリーを4-1の1番人気にしている。ラッド・ブロークスとトーテスポートはともに4-1である。


他にも、ミッチェル・ストウテ師のエチェロンがロバート・ウインストン騎手に乗り替わる。


ミック・キネーン騎手はフレッドダーリンS3着に満足しており、クラシックでも騎乗し続ける予定だった。しかしジョン・オックス氏と専属契約を結んでおり、土曜の1000ギニーには乗らない見込みである。チェヴァリパークスタッドのマネージディレクターであるくりす・リチャードソン氏は、「ミック・キネーンから土曜日は乗れないという知らせは受けている。そのため、エチェロンには代わりにロバート・ウインストン騎手に乗ってもらう。ジョニー・マータフがシャンハイリリーに乗る」と話した。


ウインストン騎手はブライアン・ミーハム調教師のマジカルロマンスに乗っていた。彼らは昨年チェヴァリーパークSを勝っている。ミーハム師は未だマジカルロマンスの鞍上を決めておらず、また今は硬めのニューマーケット競馬場の馬場状態に変化があれば、と考えている。ミーハム師いわく、「まだ出走を決めていないが、雨が降れば走らせる。重馬場しかいけないということではないが、良馬場よりは勝負になるだろう。」


Racing Post
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