ヒルズ師に二重の喜び | 海外競馬ニュース

ヒルズ師に二重の喜び

開幕日の午後にアルムニとリバーキンタイアが勝ち、バリー・ヒルズ調教師はチェスターメイフェスティバルでのリーディングトレーナーの座を確固たるものとした。この由緒ある3日間の開催で彼は過去5シーズンに渡り12勝をあげている。


水曜日、ウェザーバイスバンクシャーオークスでリチャード。ヒューゲス騎手は15-8の1番人気アルムニを残り3ハロンの地点で追い出し、1着でゴールインした。しかしながら抜け出したときの手ごたえとは裏腹に、ハイアーラブに迫られ着差は3/4馬身まで詰まっていた。


ヒルズ師は言う。「アルムニは良い動きをするが、もう少し掛からないで走れるようにならないといけない。客観的にいうならば鞍上は良く乗れていたが直線の伸びはいまいちだった。リチャードはいつも強気に乗ってくれているよ。」ヒルズ師はアルムニをボーダフォンオークスに出すことをあきらめたようだった。「プリンス・カーリッド(オーナー)とロード・グリンソープ(レーシングマネジャー)はボーダフォンオークスへの追加登録を示唆してきたが、私は無理だと答えた。アルムニはオークスを勝つような馬じゃないと私には思えるし、リブルデールかランカシャーオークスが向いているはず。エプソムの高速馬場は合わないよ。アイルランドオークスに追加登録し、ヨークシャーオークスに出した後パークヒルに向かわせる。」


リバーキンタイアがチェシアレジメントEBFメイデンSで6-5の1番人気となった後、ヒルズ師はこう語った。「この馬は良い動きをするし、このレースに向けて万全の体制で臨める。次走はロイヤルアスコットでと考えている。5歳にしてはすごい力を持っているし、そこが最も重要な点だね。」


ジョン・エガン騎手はオーアーカマラとタイガータイガーを人気薄ながら勝たせていた。


前者のオーアーカマラは、ジョセフヘラーリリーアグネスコンディションSでインをつくことの有利さを見せ付けた。ストライクアップザバンド短アタマ差競り勝ったのである。勝者を出迎え、ボートリーをメインステージとするヴィッキー・ハイ調教師はこう語った。「実に微妙な差だが、こちらが勝ったと思った。首を前に伸ばして闘志を出していたね。ジョンは素晴らしい騎乗をした。彼がオーアーカマラを追う時はいつも馬が答える。この馬はロイヤルアスコットのクイーンメアリーSに向かう。」


エガン騎手はタイガータイガーでブレイトリングウォッチーズ&ウォルトンズオブチェスターHを勝ち、自身1日2勝を達成するとともに、ジェミー・ポールトン調教師にルーデー初勝利をプレゼントした。


エーハチネット


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