アンファールドがダービーの切符を奪取
未来のダービー馬探しはまだまだ続く。水曜日のグッドウッド競馬場、リーゼバイ&クリストファープリドミネイトSでは素質馬たちが競い合った。
エプソムダービーで勝つ可能性はあまり高いとはいえないが、アンファールドはこのリステッドレースで道を切り開いてみせた。これでコース経験に加え、実力も見せつけた形となる。
ジョン・ダンロップ調教師が管理するアンファールドは先月、サセックスの特異なコースで10馬身差圧勝した。前半は先団に取り付いてラスト3ハロンでペースアップするという横綱競馬だった。そこではダービー出走予定のグリテニングをちぎっている。さらにワイルドサヴァナーを破ったことにより、評価が急上昇中だ。この2000mのレースでアンファールドがかなり成長したとするならば、ダービーでのさらなる距離延長も問題ないだろう。
ストライクアップザバンドの先月チェスター競馬場での敗退は不運なものだったと言える。今回のベイカー・ティリー・トロフィーSでは巻き返しが十分可能だ。
近親に優秀なスプリンターがいるが、4月のデビュー戦では距離が伸びても大丈夫だということを示した。そして今月初めのルーディーでは2連勝を飾った。しかしチェスターで負けてしまったことによってストライクアップザバンドの馬券支持者たちは残念に思ったことだろう。ただ直線で素晴らしい切れ味をみせたことで多少の希望はつないだ。切れ味は素晴らしかったものの、大外を回るロスが生じたためにオーアーカマラに競り負けてしまったのだ。3着以下は大きく引き離していた。
ノルマンディ・スタッド・ループSは7戦3勝のサムシングエキサイティングが注目だ。昨年、祭儀の3歳戦で負けたしまったのにはがっかりしたが、まだまだ見限るのは早い。マイルへの距離延長は問題ないだろう。
ミハエル・ストウテ師はトーマスエドガーSにエデンロックを出走させる。エデンロックはもう4歳だが、昨年1年間は休養に入っていた。だがマリーメイソンロッジのマエストロであるストウテ師はこの時期の馬を走らせるのは間違っていないと考えている。エデンロックは3歳時に2走しているのみだが、ヤーマウスでの2走目を見る限りかなりの能力を持っている。その時の2馬身差3着は後のアイルランド2000ギニー馬バチェラーデュークだった。
600日も前のレース内容はそれほど参考にはならないが、かといってノーマークにするにはもったいない馬だろう。
ストウテ師はレーシングUKステークスにもヘッドクウォーターズで印象的な勝ち方をしているノットナウキャトーを出し、同日2勝を狙う。この馬は先月下旬ニューマーケットでのマイル戦を走ったが、マイルへの距離延長は明らかにプラスだった。ここではハンデが6lb増えるが、勝負になるとみていいだろう。
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