ゴーストザッパーがメトロポリタンHを圧勝 | 海外競馬ニュース

ゴーストザッパーがメトロポリタンHを圧勝

昨年の年度代表馬ゴーストザッパーにとっては、7ヶ月の休養は問題なかったようだ。月曜日のベルモントパーク競馬場、メトロポリタンH(G1)で、ゴーストザッパーは半マイル過ぎに先頭に立つと6と1/4馬身差をつけて圧勝した。オーサムアゲイン産駒で5歳のゴーストザッパーは、昨年10月30日にローンスターパーク競馬場で行われたBCクラシックを3馬身差で勝って以来のレースとなっていた。4月に復帰戦が予定されていたが、鼻腔の感染症で延期となってしまっていた。


ラブオブマネーとフォレストデンジャーが掛かってしまい、前半200mと400mのラップがそれぞれ22秒47、44秒48という超ハイペースとなった。そのため、ゴーストザッパーと鞍上ジェイビア・カステラーノ騎手は3番手に控えた。


半マイル過ぎから動き出すと、そこからは勝負にならなかった。容易に他馬を突き放し、力強いストライドで差を広げていった。8馬身のリードを保って直線に入ってからも、他馬は何もできなかったようだ。


「レースでは良い走りでリードをつけられたね。けど今日やりたかったのは後ろからの競馬なんだ」とカステラーノ騎手は言う。「そしてそうしたつもりだよ。休養明けということについては問題ないと思っていた。自信を持って乗ったよ。ゴーストザッパーが特別な馬だということを示したかったんだ。何でもできる馬だからね。前へ出るときに馬群を割ったけど、それからは楽に走っていた。無理をさせたくなかったから直線に入ってからも特に追ったりはしなかったよ。ひとつのレースのために体を壊す必要はないさ。」


G1馬のシルバーワゴンが2着に入り、そこから5馬身差の3着にはG2勝ちのサーシャックレトンが来た。4着はポメロイ。ゴーストザッパーは良馬場のマイルを1分33秒29でまとめた。G1勝ちのフォレストデンジャーは直線で伸びを欠き、6頭中の5着に終わった。


ゴーストザッパーは2003年から数えると9戦8勝。通算でも11戦9勝であり、獲得賞金額は344万6120ドル。

「とても感激している」と殿堂入りトレーナーのボビー・フランケル調教師。彼はこれで4回目のメトロポリタンH制覇である。「ゴーストザッパーは素晴らしい馬だ。そうとしか言いようがない。この馬は美腔の病気から立ち直ったが、思ったより馬体が増えなかった。体重が絞れたので同様の強さをみせれるか不安視する人々もいたようだが、完全復活といったところだろう。」


ストロナッチアデカスプリングス生産でケンタッキー育ち。母はリローンチ産駒のベイビージップである。


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Thoroughbred Times, Posted at 5/30/2005 3:35 PM

http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=55052