アフリートアレックスが最終追い切り | 海外競馬ニュース

アフリートアレックスが最終追い切り

読みどころ

アフリートアレックスのスタミナは大丈夫なのか…。そして2冠達成はあるのか。またプリークネスSとはガラリと変わった出走馬を要チェック!



第137回ベルモントS(G1)に5日先駆け、ティム・リッチー調教師はプリークネスS勝ち馬アフリートアレックスに通常ではない調教テクニックを使い続けなかった。


ノーザンアフリート産駒のアフリートアレックスは、月曜日にベルモントのメイントラックで4.5マイルの調教を消化した。2分間一杯に追われるような調教内容も含まれており、これで土曜日のベルモントSに向けて最終調整となった。


「早くに準備運動が終わったみたいだったから、脚をのストレッチという意味でギャロップさせた。」とリッチー調教師は語った。「これ以上追い切りをさせるつもりはない。というわけで今回が最終調整だね。全部で3マイルほどのギャロップをさせたこととなる。2分のギャロップでは1マイルほど走らせたことになるかな。暑くなると元気を失くすような馬じゃないからね。昨年の夏にはサンフォードS(G2)やホープフルS(G1)を勝っているから暑さは心配無用だ。プロスポーツ選手にそうするように、冷たい水を浴びせている。」


ベルモントでは月曜の午後、気温が華氏80度(摂氏約30度)ほどまで上昇した。予報では、土曜のベルモントは気温が華氏70度(摂氏23~5度)で、降水率が多少ある。


アフリートアレックスに対して10頭のライバルが対峙する予定だ。ダービー馬ジャコモ、ローンスターダービー馬サザンアフリカ、アンドロメダヒーロー、ピンポイント、ピーターパンS2着のレバベレイトなどである。残りの5頭はステークス経験がない馬で、エーピーアロー、チェクホフ、ウォッチモン、インディストーム、そしてノーランキャットである。


ウォッチモンはパトリック・レイノルド調教師管理の下、火曜日の朝に追い切りを消化する予定。ジェイビア・カステラーノ騎手がウォッチモンに騎乗予定だ。


リッチー調教師はアフリートアレックスが1番人気としてふさわしい仕上がりになったと語っており、また最近のベルモントSでは1番人気馬が不振であることも意識しているようだ。2001年に12と1/4馬身差で勝ったポイントギヴンが最近では唯一の1番人気勝利馬である。


リッチー師はアフリートアレックスは、、2003年に3着となったファニーサイドや2004年に0.35-1の人気で2着となったスマーティジョーンズよりは、ベルモント向きであると言う。


「アフリートアレックスはとてもリラックスしている。2400mのレースではそういったことが大事だ。なぜ人々がこの馬のスタミナを疑問視するのかね。母系に2400mや2000mチャンピオン(ハワイやホークスター)の血を引いている。私としては、距離適性に関しては母系の影響が強く出ると考えている。だからこそマイラーが繁殖牝馬の力を借りて距離が伸びても実績を出せる産駒を出すのさ。クラシックウイナーを出すのは、母馬なんだ。」


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Thoroughbred Times "Afleet Alex completes final major preparations for Belmont"
http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=55211&subsec=2