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アフリートアレックスが最終追い切り

読みどころ

アフリートアレックスのスタミナは大丈夫なのか…。そして2冠達成はあるのか。またプリークネスSとはガラリと変わった出走馬を要チェック!



第137回ベルモントS(G1)に5日先駆け、ティム・リッチー調教師はプリークネスS勝ち馬アフリートアレックスに通常ではない調教テクニックを使い続けなかった。


ノーザンアフリート産駒のアフリートアレックスは、月曜日にベルモントのメイントラックで4.5マイルの調教を消化した。2分間一杯に追われるような調教内容も含まれており、これで土曜日のベルモントSに向けて最終調整となった。


「早くに準備運動が終わったみたいだったから、脚をのストレッチという意味でギャロップさせた。」とリッチー調教師は語った。「これ以上追い切りをさせるつもりはない。というわけで今回が最終調整だね。全部で3マイルほどのギャロップをさせたこととなる。2分のギャロップでは1マイルほど走らせたことになるかな。暑くなると元気を失くすような馬じゃないからね。昨年の夏にはサンフォードS(G2)やホープフルS(G1)を勝っているから暑さは心配無用だ。プロスポーツ選手にそうするように、冷たい水を浴びせている。」


ベルモントでは月曜の午後、気温が華氏80度(摂氏約30度)ほどまで上昇した。予報では、土曜のベルモントは気温が華氏70度(摂氏23~5度)で、降水率が多少ある。


アフリートアレックスに対して10頭のライバルが対峙する予定だ。ダービー馬ジャコモ、ローンスターダービー馬サザンアフリカ、アンドロメダヒーロー、ピンポイント、ピーターパンS2着のレバベレイトなどである。残りの5頭はステークス経験がない馬で、エーピーアロー、チェクホフ、ウォッチモン、インディストーム、そしてノーランキャットである。


ウォッチモンはパトリック・レイノルド調教師管理の下、火曜日の朝に追い切りを消化する予定。ジェイビア・カステラーノ騎手がウォッチモンに騎乗予定だ。


リッチー調教師はアフリートアレックスが1番人気としてふさわしい仕上がりになったと語っており、また最近のベルモントSでは1番人気馬が不振であることも意識しているようだ。2001年に12と1/4馬身差で勝ったポイントギヴンが最近では唯一の1番人気勝利馬である。


リッチー師はアフリートアレックスは、、2003年に3着となったファニーサイドや2004年に0.35-1の人気で2着となったスマーティジョーンズよりは、ベルモント向きであると言う。


「アフリートアレックスはとてもリラックスしている。2400mのレースではそういったことが大事だ。なぜ人々がこの馬のスタミナを疑問視するのかね。母系に2400mや2000mチャンピオン(ハワイやホークスター)の血を引いている。私としては、距離適性に関しては母系の影響が強く出ると考えている。だからこそマイラーが繁殖牝馬の力を借りて距離が伸びても実績を出せる産駒を出すのさ。クラシックウイナーを出すのは、母馬なんだ。」


アフリートアレックスともども、海外競馬ニュースだってランキング勝ちたいのです



Thoroughbred Times "Afleet Alex completes final major preparations for Belmont"
http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=55211&subsec=2

ラクティ、ロイヤルアスコットへ

先月のジュドモンテ・ロッキンジSを制したラクティはヨーク競馬場のロイヤルアスコット開催を目指すが、陣営からは楽観的な声が上がっている。


マイケル・ジャーヴィス調教師は6歳のラクティがニューベリーでの5馬身差圧勝後の調子がいいとして、クイーンアンSに出走させることを発表した。当面はマイル戦中心に使われていく予定だ。


ジャーヴィス師はこう語る。「クイーンアンSに向かうが、調子はいい。実際ロッキンジS後には今までほど体が細くならなかった。ニューベリー以来すこぶるいい調子だよ。しばらくはマイルあたりを走らせるが、今年の後半にもなるとどうなるかは分からないね。クイーンアン後はサセックスSを考えている。」


クレムリンハウスの伯楽は、ロイヤルアスコット開催に他にも管理馬を出走させる予定。なかでもイフラーヤはワーキンガムの1番人気となっている。G1戦となるが、イフラーヤは故障により1年の休養明けだ。


ケンプトンでのデビュー後、イフラーヤはリングフィールドのヴィクトリアカップを制した。しかしながら今のところの最大目標は1200m戦である。


ジャーヴィス師はこう付け足す。「イフラーヤはハンデ斤量が跳ね上がったが、最近の2レースの内容はすごくいいし、調教でも非常に良い動きをみせているよ。グループ戦で通用するくらいの馬になるとすれば、レースレーティングが101のワーキンガムくらいは勝てないとね。大きな馬だけど3歳初戦で提靱帯{ていじんたい}を捻ってしまった。これは深刻な故障で残りのシーズンは棒に振ってしまった。じっくりと調整してゆっくり始動しなければいけないね。ロイヤルアスコットを考えているよ。」


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Sporting Life "RAKTI IN TOP TRIM FOR ROYAL MEETING"
http://www.sporting-life.com/racing/news/story_get.cgi?STORY_NAME=racing/05/06/06/RACING_Rakti.html

英仏ダービー総括

この記事はスポーティングライフによる英仏ダービーのまとめです。過去の海外競馬ニュースの記事とも重複する部分がありますが、冒頭の総括は読む価値があります。

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エプソムとシャンティで行われた対照的な2つのダービーにて、イギリス調教馬であるモティベーターとシャマーダルは輝かしい栄誉を手に入れた。


モティベーターを負かすのは、エプソムでの勝ち方を見る限り今のところ考えられないことのようである。しかしフランスクラシックを連勝したシャマーダルとの対戦があるとするならば、モティベーターといえども危ないかもしれない。さらに、モティベーター陣営がバドワイザーダービー(アイルランド)を次走にと考えているならば、フランスダービーで物凄い追い込みを見せたハリケーンランが待ち受けることとなる。


モティベーターのダービー勝利は一般の人々に希望をもたらした。というのも、シンジケートで所有されて初めてダービーという世界的に有名なレースを勝ったからだ。ゴドルフィンやクールモアといったビッグオーナーに対抗できるかもしれない可能性がでてきたのである。もちろん、一般の、というのが何を意味するかはあなた方次第ではあるが。


モティベーターを所有するロイヤルアスコットレーシングクラブの会員にはロイドウェバー卿、シモン・コウェル氏、クレメント・フロイト氏などのビッグネームが並んでおり、会費は6000+4700ポンドもする。それらの中では付加価値税が一番多くのウェイトを占めている。サラリーマンの安月給ではとうてい無理なレベルではあるが、エプソムのウイナーズサークルで最高の喜びを味わえることと比べたら、会費など微々たるものにしか感じないであろう。


モティベーターはまさに格が違っていた。道中は逃げ馬の後ろにどんと構え、マータフ騎手が気合いをつけるとエンジンがかかったかのように末脚を爆発させた。後方から鋭く追い込んだフランス馬ウォークインザパークに5馬身の差をつけ、一方でドバウィはさらに3馬身差の3着に沈んでいる。ドバウィはスタミナの限界を晒してしまったようだ。


2000年にシンダー、2002年にハイチャパラルでイギリスダービーを制しているマータフ騎手は、ダービー3勝目の喜びをガッツポーズで表現していた。過去には体重調整の問題で苦しんだ経験を持ち、さらに3日間の騎乗停止でダービー騎乗が一度は危ぶまれたマータフ騎手にとっては夢のような結果である。幸運にも騎乗停止は講義によって2日間に短縮され、騎乗機会を得ることができた。


マータフ騎手は言う。「それほど飛ばしはしなかったけど手ごたえがすごくよかった。3番手という完璧な位置取りで坂を下っていくときは、これ以上ない良い感じだった。どれだけ楽なレースだったか、ってことだよ。2ハロン過ぎでゴーサインを出すと、それからはまるで飛んでいるかのような走りだった。僕はただじっとしてるだけで、残り100mくらいになるとどれくらい後続と差があるかすら分からなかったね。」


ブリストル出身で44歳のマイケル・ベル調教師にとってはダービー3回目の挑戦で初勝利である。レース後はほっとした表情を浮かべていた。


「良い馬を輩出するのに大軍で取り掛かる必要はないってことだね。ミスだってたいていの場合は多くあるはず。しかし幸運にも大きなミスはしなかった。良い馬、良い騎手にめぐり合うことができ、そして全てが思い通りにいった。モティベーターを管理できたことが一番の幸運さ。私たちのような小さな陣営がこれほどの馬を持てて、そしてミスなくこれたという事は本当に素晴らしい。モティベーターは調教でもレースでも真のチャンピオンであることを証明している。疑う人もいて確かに少しはそういう面もあるが、ダービーで最強を証明できたよ。」


昔からのファンは、ジョッケ・クルブ賞ははもはやフランスダービーの名にふさわしくないと考えるかもしれない。距離が2400mから2100mに短縮され、このことがシャマーダルの勝利に貢献したとも言える。

フランキー・デットーリ騎手は早目から先頭に立ち、絶妙な逃げを展開して直線でハリケーンランの猛追をしのいだ。ハリケーンランは今後アイルランドダービーに向かうが、距離延長は明らかにプラスだろう。


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Sporting Life "FRACAS A CURRAGH POSSIBLE"
http://www.sporting-life.com/racing/news/story_get.cgi?STORY_NAME=racing/05/06/06/RACING_Fracas.html

【英単語】 pace 訂正版

最近は慣れてきましたが、競馬を英語で読むのってめちゃくちゃ難しいですね。政治経済などと違ってもっと専門的な分野ですから、単語の意味が文脈に依存する度合いが高いです。逆に言うと単語力ではなく、文脈把握力を鍛えたい人なんかは競馬英文が向いてるんじゃないでしょうか。


今日の単語

pace

(名) ペース→先頭


この単語も周りを注意して読まないと意味が分からないです。実際にはこのように使います。


High Limit and Going Wild established the early pace. (サラブレッドタイムス、プリークネスSより)

(ハイリミットとゴーイングワイルドが逃げた。)


この場合establish a (the) paceという熟語になっています。「ペースを作る=逃げる」ということになるんですね。


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さてここから訂正です。先日この記事をアップしたときにはearlyが前半を意味するとお伝えしましたが、ELITE RACING SERVICEのニュース記事 にあった以下の英文より、earlyが「速い」を意味することが判明いたしました。以下がその英文です。


Third in the Vodafone Derby aboard Dubawi, Dettori was allowed to dominate in the French equivalent at Chantilly. Once the Italian saw there was no early pace he took the initiative and bowled along in front, dictating the pace until the two furlong marker.


(デットーリ騎手はボーダフォンダービーでドバウィに騎乗し3着となっており、ここシャンティのフランスダービーでは挽回するチャンスとなっていたわけである。イタリア人(のデットーリ騎手)はペースが速くないと判断し、果敢に先頭を奪って2ハロン過ぎまでリードを保った。)


この場合「前半のペースがない」と解釈するわけにはいきません。「速いペースがない=ペースが速くない」とするのが妥当です。だからこそデットーリ騎手は先頭を奪ったわけですしね。よってearly paceは「果敢な逃げ馬(もしくはハイペース)」を意味するとさ。

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ところでestablishの代わりにsetを使ったりもします。


Magical Romance set a strong early pace along with Mona Lisa.(スポーティングライフ、オークスより)

(マジカルロマンスがモナリザとともに速いペースで逃げた。)


このとき、strongをどう解釈するか迷いますが、おそらくペースが速いということだと思います。


他にも似たような表現を知っている人は是非教えてくださいね。


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仏ダービーはシャマーダル

読みどころ→今年から距離短縮に踏み切ったフランスダービー。その是非がレース後再び問われることとなる。また敗戦したハリケーンランは能力は高く評価されており、今後は凱旋門賞も視野に再スタートとなった。
                                                                                                                        

日曜日にフランス・シャンティ競馬場で行われたジョッケクルブ賞(フランスダービー)は、ゴール前ハリケーンランの猛追をしのぎ切ったシャマーダルが制した。


オーナーのゴドルフィンと調教師にフランス2000ギニー&ダービーのダブル勝利をもたらし、鞍上デットーリ騎手にとってはイギリスダービーでのドバウィの敗戦を償いとなった。


エプソムでの2400mから今回2100mに距離が短縮されたことで、デットーリ騎手はシャマーダルがアンドレファブレとの先頭争いで振り切れるような騎乗ができたようだった。


デットーリ騎手とシャマーダルは4-1というオッズで2番人気であり、ラチ沿いをうまく立ち回り楽に逃げれたようだ。


イタリア出身で2度目のフランスダービー勝利となったデットーリ騎手は、2番手を走っていたミック・キャノンのロカマドゥールとの競り合いを制した。直線でデットーリ騎手がシャマーダルに気合をつけると、徐々にリードを広げその差を決定的なものとした。


6-5で1番人気だったハリケーンランは馬群捌きに手間取り、後半になってようやく追い込んできたが、シャマーダルがクビ差速くゴールポストを駆け抜けた。


しかしながらゴール前は混戦状態となり、レイヴロックが6着、ロカマドゥールが3着に上がっていた。


デットーリ騎手いわく、「ペースはそんなに速くなかったから自分で動こうと決めた。一瞬先頭に立つことができたがクリストフ(騎手)が再び上がってきたんだ。大外から来られたものだからシャマーダルが見えているか心配だったけど、足音は聞こえていて振り切るのに力を発揮してくれたんだと思うね。シャマーダルは2000ギニーの時から格段に力をつけているし、調教でもいい動きだったよ。」


ゴドルフィンのレーシングマネジャー・シモン・クリスフォード氏が以下のように付け足す。「シャマーダルは必ずしも逃げなければいけない馬ではないが、事前の展開予想では前半のペースがあまりつかめなかった。だからフランキーには前に行かせたんだ。2000ギニーからは確実に成長できているし、逃げることでとてもリラックスした走りができたね。これから先はエクリプスSやジュドモンテのようなマイルから2000mのレースを走らせようと思う。まあ他にも選択肢はあるけどね。逃げたほうがリラックスできるし、勝つためには遅かれ早かれ先頭にたたなくてはならない。けれど逃げるかどうかはそんなに問題じゃないし、逃げる必要もない馬だね。」


フランスダービーの300mの距離短縮は全員が納得した決定というわけではなかったが、結果的には17頭というここ10年で最多の出場馬を招聘することができた。一方で、それでは真に「フランスダービー」ではなくなるといった反対の声がフランス競馬界にはあるようだ。しかしながら150万ユーロという賞金額はイギリスやアイルランドから馬を呼ぶのにフランス競馬界が真剣であるということを示唆している。


さらに、距離短縮によってエプソムダービーとは一味違う位置づけになったことを否めないだろう。


クリスフォード氏は、たとえ2400mのままだったとしてもシャマーダルはフランスダービーに出たはずだと語る。ただし、「確実にそうなっていたというわけではない」と付け加えはした。


しかし、2着馬の陣営から漂う雰囲気はそれほど穏健なものではない。


サミロン騎手は検量室に戻ったときにかなり頭にきていたようだ。他の騎手が逃げ馬に競りかけず、楽に逃がしてしまったことが気に食わなかったらしい。


「ペースが速くならなかったことは恥だ。レースとして不十分なものになってしまった」とサミロン騎手は語っていた。「いまだにハリケーンランが一番強いと思っている。あと2完歩あれば僕の馬が勝っていた。デットーリだって素晴らしい騎乗をしたが、G1でさらに最後の2ハロンでの4馬身差は埋めることが不可能だ。加えてマイラーだったしね。」


ブックメーカーのパディパワーは凱旋門賞でハリケーンランを7-1としている。一方でモティベーターは7-2だ。フランスダービー5着以内で凱旋門賞を制した馬は今までに6頭いる。キャッシュマンによればアイルランドダービーではハリケーンランは9-4で、4-5のモティベーターが1番人気だ。


ロカマドゥールの鞍上テッド・ダーカン騎手は騎乗馬の走りに興奮したと語る。3着でも賞金は12万ユーロである。ダーカン騎手は、「生涯で最高の走りだった。興奮したよ。位置取りは終始最高だったし、勝ち馬も射程圏内だった。しかし勝てるほどじゃなかったようだ。勝ち馬が素晴らしかっただけで、僕らは最高のレースをしたよ。」


ウィル・ミュアーは14着に終わったミスターゲネピに対しそれほど落胆しているというわけではないようだ。「スコーピオンには勝てると言っていて、事実そうなった。だけど勝つにはチャンスがなさ過ぎたね。道中はうまく脚を溜められたし、直線で何頭かかわしている。しかし勝ち馬が素晴らしいレースをしてしまったよ。」


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Sporting Life "SHAMARDAL TAKES FRENCH DERBY"
http://www.sportinglife.com/racing/news/story_get.dor?STORY_NAME=racing/05/06/05/manual_154636.html

サイレントウィットネスが再度敗北

日曜日に行われた日本の安田記念で3着となり、サイレントウィットネスが生涯で2度目の敗北を喫した。

トニー・クルーズ調教師が管理するサイレントウィットネスは、先月に初めてマイル戦に挑戦し同僚馬のブリッシュラックに負けるまで17連勝を記録していた。


アジアマイルチャレンジの2戦目となった今回、サイレントウィットネスはいつもどおりの走りをみせ、そして鞍上のフェリックス・コッツィー騎手も同様によい乗り方をしたが、今回の条件ではサイレントウィットネスは通用しなかったようだ。


2ハロン過ぎにそれまで逃げていたローエングリンを交わしたが、ゴールに近づくにつれ手ごたえが怪しくなり、最後はシンジ・フジタ騎手の日本馬アサクサデンエンに差されてしまった。

アサクサデンエンはゴール前、スイープトウショウの猛追をクビ差凌ぎきり、サイレントウィットネスはそれからアタマ差の3着となった。ブリッシュラックが4着だった。


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Sporting Life "SILENT WITNESS BEATEN AGAIN"
http://www.sporting-life.com/racing/news/story_get.cgi?STORY_NAME=racing/05/06/05/RACING_Japan.html

世界最強3歳馬はモティベーター

モティベーターが3-1で1番人気という支持のもと、ボーダフォンダービーで圧勝した。


230人集まったロイヤルアスコットレーシングクラブのメンバーたちにうなる様な声援を送られ、マイケル・ベル調教師の管理するモティベーターはジョニー・マータフ騎手の手綱に操られて最高の栄誉を手にした。

フランキー・デットーリ騎乗のドバウィは3着だった。


マータフ騎手は2000年シンダー、2002年ハイチャパラルに続く3度目のダービー勝利。モンジュー産駒のモティベーターを最高の騎乗で勝利に導いて見せた。


逃げていたハッタンの少し後方を走り、直線に入るときには楽な手ごたえで上がってきた。残り2ハロンのところでマータフ騎手が気合をつけ、即座に反応しスピードを上げた。デットーリ騎手のドバウィは必死に追いすがったが、モティベーターが5馬身差で無敗記録を伸ばし、その希望を打ち砕いてみせた。

喜びに満ち溢れたマータフ騎手はこう語った。「それほどペースを上げたわけではないが、いい手ごたえで競馬ができた。残り2ハロンでゴーサインを出したら、モティベーターはすごい伸びをみせたね。楽勝だったし、この馬は能力が高い。3番手か4番手につけられればいいと思っていたし、気合いをつけたら即座に反応してレースを決めたね。ダンテSのときより確実に成長しているし、今日のような走りをすればもっと勝てる。」


ベル調教師のコメント:「この勝利はレーシングマネジャーのハーバートとチームのみんなのためのものだ。この馬を管理できて光栄だよ。とても幸運だね。私たちは比較的小さな陣営ではあるが、このような能力のある馬を持ち、ミスなくここまえこれたことは素晴らしい。すごくいい位置につけられたし、早くからモティベーターが勝つとみんな思ったんじゃないかな。直線での走りは本当のチャンピオンのものだ。レース前は不安視する声もあったみたいだが、今日のレースでモティベーターがチャンピオンだと証明できた。次走はアイルランドに向かう予定だ。これはレーシングポストトロフィーを勝ったときから話していることだしね。」


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Sportinf Life "DERBY GLORY FOR MIGHTY MOTIVATOR"

http://www.sportinglife.com/racing/news/story_get.dor?STORY_NAME=racing/05/06/04/RACING_Derby.html

イギリスオークスはエスワラが無敗の勝利

金曜日にエプソムで行われたボーダフォンオークスは、エスワラが勝った。


レース前にはひどく汗をかいており、マイケル・ジャーヴィス調教師の管理するエスワラはオッズが上がり、最終的にヴァージニアウォータースと同立1番人気となる11-4となっていた。


しかしリチャード・ヒルズ騎手の言葉を借りれば、レースは「時計仕掛けのようだった。」とのことだ。当初の予定からは少し違ってしまったみたいだ、ヒルズ騎手の騎乗は残り2ハロンを過ぎたあたりからはすばらしかった。


あと1ハロンというところでは、デイヴィッド・エルスワース調教師の管理するサムシングエキサイティングが迫ってきたが、エスワラはエルスワース師のクラシック初勝利を半馬身の差で断ってみせたのである。

2着から3馬身差でアイルランドのホープ・ピクタヴィアが入り、以下ヴァージニアウォータース、シルクアンドスカーレットと続く。


ヒルズ騎手は、レース前半はエスワラを馬群の中に入れ、逃げていたのはマジカルロマンスとモナリザである。ドリームトゥドレスが直線入り口で先頭に立つと、ヒルズ騎手はエスワラに気合をつけた。アクセルがかかったかのように猛然と追い出しを開始し、他のどの馬もエスワラに追いつくことはできなかった。

ジャーヴィス調教師とヒルズ騎手によれば、通常ニューマーケットの追い切りではいつもこれくらいの脚を使うという。


「初戦以来だいぶ成長したようだ。いい馬がよい走りをするのを見るのは気持ちが良いね」とジャーヴィス師は語った。「エスワラの走りはすばらしかった。レースが近づくにつれ、ちょっと追い切りをきつくやりすぎたかなとも心配したが、できるだけなだめるように接した。エプソムは私にとってラッキーな競馬場なんだ。厩務員だった頃ダービー馬を手がけることができたし、今ではオークス馬とコロネーションカップ馬を管理できている。もちろんみんながみんな相性がいいわけじゃないけど、私はエプソムが大好きだよ。」


66歳になるジャーヴィス調教師はこれでイギリスクラシック勝利は2回目。そして昨年までエスワラを管理していたベン・ハンブリー元調教師に格好をつけたこととなる。


「ベンさんに対する敬意だよ。彼は引退するとき、ずっとエスワラはいい馬だと言っていた。だけど私は本当なの、と聞き返していたりしたね。思っていたより名馬だったようだ。レースではもうちょっと抑えていくつもりだったけど、リチャードがキーレンの追い出しを見て、早めに仕掛けたんだと思うね。」


エスワラがゴールした瞬間に叫んでいたヒルズ騎手は、キャリア2戦という少なさを乗り越えた自身の騎乗馬に敬意を表している。


「エスワラはキャリアがたった2戦しかないからね。あまり内側に入れたくなかったんだ。だから外側を狙って位置取りをし、コースに慣れさせながら走らせたよ。」とヒルズ騎手は語る。「できるだけ接触を避けようとしていた。そうなると怯えてしまう馬だからね。そこから先はすべてが上手くいった。直線に入るまでは他馬についていくことだけを意識したさ。残り6ハロンあたりになると途端にペースが落ちたが、それは好都合だった。エスワラが息を入れる時間ができたんだ。いつも調教でみせてくれているような脚をただ使ってほしかっただけだ。追い切りのときはマイケルさんとただ笑いあうだけ。何も言うことはないから。」


エスワラを生産・所有するハムダン・アル・マクトゥーム氏は、この結果を「二重の喜び」と表現した。「調教師は、エスワラはとてもいい馬だといってくれた」とマクトゥーム氏。「昨年にエスワラをベンと一緒に2回ほど見たが、彼はエスワラのことを、不完全でいい馬ではないと言っていた。確かにその頃はまだいい馬ではなかったかもしれない。しかしベンはエスワラに時間を与え、そして馬ではオークスを勝つほどまでになった。」


エスワラは、今後6月17日に行われるアイルランドオークスに向かうとされている。しかしジャーヴィス師はヨークシャーオークスのほうがいいのではないかと示唆している。


「シェイク・ハムダンは私に5週間で3回走らせるといっていた。アイルランドに行くことは決まりみたいだが、ちょっとそのペースはきついかなとも思う」とジャーヴィス師。「ちょっと背中のほうに不具合もでてるからね。様子を見なければならない。」


アイルランドオークスについてはブックメーカーのキャッシュマンがエスワラを6-4としている。


ラスト2ハロンでは、サムシングエキサイティングが勝ち馬を差し切るのではないかとも思えた。しかしエルスワース調教師は、「すばらしいレース振りだったと思う。ただエスワラが上だったというだけだね。勝てるとも思ったがね。戦術的には申し分のないものだったよ。」と言った。「アイルランドオークスには行かないだろう。エスワラとは当たりたくないよ!」


3着のピクタヴィアもアイルランドへ行く見込みだ。ピクタヴィアは残り3ハロン地点ではいい手ごたえだった。

「いい走りだったが、坂の下りで思うようにいかなかったね」と言うのはジム・ボルジャー調教師だ。「何度も手前を変えていて、登りになったところでやっとエンジンがかかったようだね。アイルランドオークスへも向かうつもりだよ。」


エイダン・オブライエン調教師は同立1番人気だったヴァージニアウォータスの走りについて、あまりコメントを残していない。「いい走りだったよ。この先については、どのレースも選択肢になりえる。」


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Sporting Life "OAKS GLORY FOR BRILLIANT ESWARAH"

http://www.sportinglife.com/racing/news/story_get.dor?STORY_NAME=racing/05/06/03/RACING_Oaks.html

イギリスダービー: ドバウィとモティベーターが人気を集める

アイルランド2000ギニー勝ち馬ドバウィと無敗でダンテSを勝ったモティベーターがエプソムダービー出走14頭のうち、人気の先頭を走っている。


ドバウィは5月21日にカラー競馬場でアイルランド2000ギニーを勝っているが、その前走・4月30日に行われたイギリス2000ギニーは初めての負けを喫している。


ドバウィの父である故ドバイミレニアムは1999年のダービーで9着に敗退し、キャリア10戦中唯一の黒星となっている。


一方、モティベーターは5月12日にヨーク競馬場でダンテSを1と1/2馬身差で勝っており、昨年10月23日・ドンカスター競馬場のレーシングポストトロフィー以来の勝利を飾っている。


3連覇を狙うキーレン・ファロン騎手は、エイダン・オブライエン調教師の4頭の中からディーS勝ち馬ジプシーキングを騎乗馬として選択した。ファロン騎手は2003年のダービーをクリスキン、2004年をノースライトで勝っている。オブライエン調教師はG1馬オラトリオ、オールマイティ、そしてグランドセントラルを出走させることとなる。


コングは5月7日にリングスフィールドで行われたダービートライアルSをクビ差勝っている。


フラカスはレパーズタウン競馬場、5月8日のデリンスタウンスタッドダービートライアルSをハナ差で勝利した。


全馬が126ポンドの負担重量で走る。


枠番/馬名/騎手/調教師

1. キングスクワイ/デイン・オニール/リチャード・ハノン
2. ファーストロウ/ケヴィン・ダーレー/ブライアン・ミーハン
3. ジプシーキング/キーレン・ファロン/エイダン・オブライエン
4. ドバウィ/フランキー・デットーリ/サイード・ビン・サラー
5. モティベーター/ジョニー・マータフ/マイケル・ベル
6. オールマイティ/パット・スマレン/エイダン・オブライエン
7. グランドセントラル/ジミー・フォーチュン/エイダン・オブライエン
8. ハッタン/セブ・サンダース/クライブ・ブリテイン
9. ギーザー/リチャード・クイン/デイヴィッド・エルスワース
10.オラトリオ/ミック・キネーン/エイダン・オブライエン
11.コング/リチャード・ヒューゲス/ジョン・ダンロップ
12.ウォークインザパーク/アラン・ムンロ/ジョン・ハモンド
13.フラカス/ジェイミー・スペンサー/デイヴィッド・ウォッチマン
14.アンファールド/リャン・ムーア/ジョン・ダンロップ


海外競馬ニュースはまだドバウィほど人気がありません…



Thoroughbred Times, Posted: 6/2/2005 1:08:00 PM

"Dubawi, Motivator to meet in Epsom Derby "

http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=55106&subsec=3

安田記念デザーモインタビュー

安田記念でダンスインザムードに騎乗するケント・デザーモ騎手によれば、香港の年度代表馬サイレントウィットネスが日本馬を倒すためには今まで以上のパフォーマンスを見せなければいけないという。

アメリカ人で35歳のデザーモ騎手は現在日本に来日して騎乗している最中である。彼が言うには、香港馬のサイレントウィットネス、ブリッシュラック、ボウマンズクロッシングらは相当タフな競馬を強いられるだろうということだ。


「安田記念を勝つことは非常に困難だ」とデザーモ騎手はサウスチャイナモーニングポストに語った。「日本馬は様々な能力がある。10年前に初めて来日したとき、サンデーサイレンスやその他の質のよいサラブレッドを輸入した。その結果が今日のレーストラックで示されている。そうした馬たちは世界中のどこへ行っても勝てる力は持っている。しかし不運にも日本馬は世界に出て行かないんだ。自国レースの賞金が十分に高いからね。」


シャティン競馬場で5月14日に行われたチャンピオンマイルでサイレントウィットネスの17連勝を阻止したブリッシュラックは、同レースで日本馬コスモバルクをも押さえている。


「(昨年のJC2着馬コスモバルクは)相手関係の弱いところを狙って香港へ行ったように思えた。しかし香港はそれほど甘くない。香港馬にもそれなりの能力があるさ。」


レディパステルで2001年の優駿牝馬を勝ち、日本のクラシックレースを制した唯一の外国人ジョッキーとなったデザーモ騎手*は、サイレントウィットネスの過去3レースをテレビで観戦したと言う。サイレントウィットネスが安田記念を勝つかと問われ、デザーモ騎手はこう答えた。「そう思うよ。希代の能力を持つ馬だしね。しかし、最高のパフォーマンスを出せれば、だけどね。」


*訳者注: デムーロは?


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Thoroughbred Times, Posted at 6/2/2005 1:08 PM

"Desormeaux: Silent Witness will need his "A" game on Sunday"

http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=55109&subsec=3