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アルムニホールがベンアリSでG1初勝利

木曜日のキーンランド競馬場、アルムニホールが直線でしぶとく伸び、ピエスプロスペクトを抑えてベンアリSを勝った。アルムニホールはこれがG1初勝利である。


ウイリアム・ファーリッシュ氏所有で国産の6歳牝馬は、1800mを1分51秒29でまとめ、ニック・ハワード調教師にここ7年で4度目のベンアリS勝利をもたらした。


ハワード師はアルムニホールについて、「すばらしい馬だ。調子は良いが絶好調までもう少々時間がかかる。適鞍にはすべて登録するし、またG1を勝ちたい」と語る。ロビー・アルバラド騎手はアルムニホールを無難に乗りこなし、接触を回避した。外側に進路をとった馬たちは馬群に戸惑ったようだった。外側からペースを上げて、アルムニホールはゴール前切れ味をみせ直線で後続を2馬身ちぎった。


3-1で1番人気だったピエスプロスペクトもまた鋭い切れ味をみせたが、先頭には立てなかった。ゴーナウは3着で、その8馬身差の4着にコロニアルコロニーが入った。


5歳までデビューできなかったアルムニホールについてアルバラド騎手が言うには、「本当に良い末脚だったし、位置取りも自分で考える。思うより良い走りをするし、とてもすごい馬だ。」


ハワード師とファリッシュ氏のコンビに手がけられた他の馬のように、アルムニホールはキーンランド競馬場が得意である。4月9日ここで勝っているし、レキシントンやケンタッキーでも4戦3勝だ。


アルムニホールはエーピーインディ産駒であり、母はステークス勝ちのプライベートステータス(その父アリダー)。全弟G1馬シークレットステータスがいる。通算成績15戦7勝、獲得賞金38万6571ドル。


Thoroughbred Times, Posted: 4/28/2005 6:39:00 PM ET
http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=54346&subsec=2

ダムソンが英1000ギニーを除外

土曜日に行われる1000ギニーで長い間1番人気だったダムソンが除外されることが水曜日に分かった。朝の追い切りで1000ギニーに向け最終調整となるはずだったが、ちょうと見通しが悪いと思われているところだった。


ダムソンが出ないことは、UltimatePoker.comがスポンサーである1000ギニーにおいて上位で競い合っていたカレンズケイパーやシャンハイリリーの陣営にとっても衝撃である。


ダムソンはアイルランドの馬場状態が芳しくなかったため、9日早くニューマーケットに到着していた。


ミレニアムグランドスタッドの後ろをダムソンがキャンターで降りてくるころ、陣営は出走プランを見直し、キーレン・ファロン騎手とともに夏開催へ向かうことを決めた。これには、ジェイミー・スペンサー騎乗の未出走の同僚馬と、ミッチェル・テイラー氏所有でコリン・ウイリアムズ騎乗の牝馬が帯同する。


5ハロンの追い切りで併せていた馬をスムーズに突き放す動きをみせていたが、朝食の席についていたデイヴィッド・ワッチマン調教師のもとに残念な知らせが届いたのである。このことを冷静に受け止めたワッチマン師は、「不運にもレースに出れなくなってしまった。今後は愛1000ギニーに向かう。キーレンやジェイミーはダムソンを高く評価している。残念ではあるが、世界が終わるわけじゃない。7~10日でこちらの環境にも慣れたようだし、5月22日のカラーのレースに出すことにするよ。」と話した。


ダムソンが出走できないので、ファロンはエイダン・オブライエン調教師のヴァージニアウォーターズに乗ることとなった。


このニュースについて各主要ブックメーカーの反応は異なる。コーラルはネルクヴィンS勝ちのカレンズケイパーを9-2としているが、ヒルズはシャンハイリリーを4-1の1番人気にしている。ラッド・ブロークスとトーテスポートはともに4-1である。


他にも、ミッチェル・ストウテ師のエチェロンがロバート・ウインストン騎手に乗り替わる。


ミック・キネーン騎手はフレッドダーリンS3着に満足しており、クラシックでも騎乗し続ける予定だった。しかしジョン・オックス氏と専属契約を結んでおり、土曜の1000ギニーには乗らない見込みである。チェヴァリパークスタッドのマネージディレクターであるくりす・リチャードソン氏は、「ミック・キネーンから土曜日は乗れないという知らせは受けている。そのため、エチェロンには代わりにロバート・ウインストン騎手に乗ってもらう。ジョニー・マータフがシャンハイリリーに乗る」と話した。


ウインストン騎手はブライアン・ミーハム調教師のマジカルロマンスに乗っていた。彼らは昨年チェヴァリーパークSを勝っている。ミーハム師は未だマジカルロマンスの鞍上を決めておらず、また今は硬めのニューマーケット競馬場の馬場状態に変化があれば、と考えている。ミーハム師いわく、「まだ出走を決めていないが、雨が降れば走らせる。重馬場しかいけないということではないが、良馬場よりは勝負になるだろう。」


Racing Post
http://www.smartbet.co.uk/news/rp_std_page.sd?psection=racingpost.co.uk&page=latest10

トレーニングプランが再び否決される

エプソムに新しいトレセンを作るという計画が再び審議で否決された。


バーグヘルスロードにあるサウスハッチステーブルのオーナーであるジョン・ホプキンスは、はじめその土地にアパート群を建てようとする詳細な計画に対して認可を得られなかった。ただし環境庁の最終的な決断はまだである。


結果的に5つの寝室のある建物を8棟作るというようにスケールダウンさせて申し込みなおした。彼は計画失敗で浮いた資金を50の厩舎や調教師の家、そして厩務員の宿泊所に充てることを望んでいる。

エプソム・エウェルボロー評議会、企画委員長であるロバート・リーチは、「調教施設については何の問題もないが、これは緑地帯に建物を建てるということになる。」と言う。


4月14日木曜日の企画会議では、委員たちが緑地帯の未来を守ることについて懸念を示した。


否決を推奨した主席企画委員のジェイシー・エイトの報告では、「提案された建設案は緑地帯に悪影響を及ぼし、隣接する田園地帯をも汚すことになる。」とされていた。「もし許可されれば交通を促進してしまい、この開発計画において建設地に建てる個数を制限する意味がなくなってしまう。」


Racing Post
http://www.racingpost.co.uk/news/rp_std_page.sd?psection=racingpost.co.uk&page=top6

サフォルクダウンズ開催が土曜日にはじまる

サフォルクダウンズが土曜日に117日間の日程の開催をスタートさせる。一日当たり10レースで、12時45分に第1レース発送の予定だ。


賞金額を抑えるため、マサチューセッツH(G2)などの主要レースプログラムから外されることが決定しており、一日当たりの賞金額は約11万ドルとなった。今ではレースプログラムはマサチューセッツ産馬限定の8ステークス(それぞれ賞金額は4万ドル)が目玉である。


月火水土曜にレースが行われ、11月19日が最終日となる。


7月4日までは第1レースが12時45分に発送。5日から8月最終日までは月火の開催において第1レース発送が3時となるが、水土については12時45分と変わりはない。


Thoroughbred Times, Posted: 4/28/2005 11:25 PM ET
http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=54342&subsec=2

三冠の戦い: ハイリミットがゴーストザッパーと併せる

チャーチルダウンズ競馬場で木曜日、ルイジアナダービー(G2)の勝ち馬でケンタッキーダービー(G1)に出走予定のハイリミットが2004年度代表馬ゴーストザッパーが併せ馬を行った。ブルーグラスS(G1)でバンディニの2着だったハイリミットであるが、ジョー・ディーゲンを背に6ハロンを73秒8で追い切った。

5月30日にベルモントパーク競馬場で行われるメトロポリタンH(G1)で今シーズンをスタートさせるゴーストザッパーは5ハロンを60秒4。ボビー・フランケル調教師は、追いすがるハイリミットのやる気にも触発されていい感じの調教だったと言う。


「ヤネも調子がいいと言っていた。こういう感じの調教は合っているみたいだね。今回はよりリラックスして走ることができたし、ヤネとの相性がいい。ゴーストザッパーと併せるのは効果的だ。ゴーストザッパーはハミを力強く噛んでいたけど、ちょっと気性が荒いところがあるね。」


他にも4頭のケンタッキーダービー有力馬たちが木曜日に追い切られた。ニック・ジトー調教師が出走させる5頭のうち2頭の調教も行われた。


サンキングはブルーグラスS4着以来の追い切りで5ハロンを1分ジャスト。ジトー調教師によれば、「非常に良くなっている。うれしいよ。馬場はそれほど固くなくて、少しやわらかくなってきている。それを考えればいい調教だったね。」サンキングの同僚馬アンドロメダヒーローはアーカンザスダービー(G2)以来の追い切りで5ハロンを61秒8という時計だった。


ボブ・ホルサス調教師の管理するグレイターグッドはジョン・マッキー騎手を背に6ハロンを1分17秒4。グレイターグッドはサウスイーストSとレベルS(G3)を連勝した後、アーカンザスダービーで4着に終わっている。「力強い走り方だったでしょう。ゴール前で気合をつけられていたが思ったより力が入りすぎちゃったようだね。けどいい走りだったし1400mが1分31秒。まだまだ時間があるから大丈夫だよ。」とホルサス調教師。


イリノイダービー(G2)勝ちのグリーリーズギャラクシーはマイルを1分40秒6だった。これはルイスビルに来てから2番目に長い距離の追い切りで、3回目の調教だった。ミスターグリーリー産駒であるグリーリーズギャラクシーは4月16日に800mを47秒6、22日に6ハロンを1分16秒8の調教を消化している。「疲れがあるしこんなもんだよ。この馬にとってはこれくらいがいい。使われた馬はたいてい調教でも鈍るもんだけど、この馬はそれほどではないね。」と言うのは管理するウォレン・ステュート調教師である。


パトリック・ビアンコーン調教師はG2勝ち馬スパニッシュチェストナットを出走させるかどうか、月曜の追い切り後に決めると語っていた。ホースチェストナット産駒のスパニッシュチェストナットは、当初予定したとおり土曜日のダービートライアルに登録していない。「ダービーで調子を最高に持っていきたいし、土曜日のレースに使うのはちょっと急すぎるね。」この馬にはジョー・ブラボー騎手が騎乗予定だ。スパニッシュチェストナットはミッチェル・テイバー氏とデリック・スミス氏が所有しているが、彼らはブルーグラスSを制したバンディニの馬主でもある。


Thoroughbred Times, Posted: 4/28/2005 12:23:00 PM ET
http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=54341&subsec=2

2000ギニーの人気馬が揃う

ニューマーケットで行われる英2000ギニーはドバウィが一番人気。ドバイミレニアム産駒の3歳馬は、G1ナショナルS勝ちを含む3戦3勝で昨シーズンを終えた後、ブックメーカーのウイリアムヒルでは1番人気である。


ドバウィは勝負に出ているシレニアS勝ち馬サッチェムとともにゴドルフィン所有馬のうちの1頭である。


ジム・ボルジャー氏のデモクラティックディフィシットは土曜日のクレイヴァンSを勝って追随するも、そのときの対戦馬のうち4頭と再戦することになる。


2000ギニーに登録している馬の中で、ミッチェル・ストウテ氏が管理するロブロイが2番手、カンディテイトが3番手、ジョン・ゴスデン氏が管理するアイスマンが4番手、ミスターゲネピが5番手である。


カンディテイトは、パーティボスやトニージェームスと同じくクリーブ・ブリテイン氏が出走させる3頭のうちの1頭である。エイダン・オブライエン師はフットステップシンセサンドとオラトリオを出し、それぞれにはキーン・ファロン騎手とジョニー・マータフ騎手が騎乗する。アンドリュー・バルディン師はディクタトリアルを走らせるが、他にもケーパブルゲスト、デイヴィッドジュニア、エリオッツワールド、ピボタルフレイム、レベルレベル、ソレント、そしてタッカーが出馬表を埋める。


3頭が木曜の最終登録で除外となる。それらは、リチャード・ハノン氏のフォーワードムーヴ、ピーター・チャップルハイム師のモンゴメリアーチ、そしてゴドルフィンの3頭目、タスディードである。


フォーワードムーヴが出走しないのでリチャード・ヒューゲス騎手はその同僚馬であるソレントに乗ることとなった。


最終登録後、トーテスポートはドバウィを元返しの倍率とし、ロブロイが9-2でその後に続いた。


広報担当のポール・ペトリー氏はこう語る。「ドバウィ対他の馬という図式ができあがったようです。しかし、多くの人が固いと思っていた昨年のワンクールキャットのように、ドバウィにも死角があるのではと睨んでいる勝負師もいるようですね。」


Racing Post
http://www.racingpost.co.uk/news/rp_std_page.sd?psection=racingpost.co.uk&page=newlead1

アンガラ、ベウィッチS勝利

水曜日のキーンランド競馬場で、アンガラが4頭の叩き合いを制して1と1/4馬身の差をつけベウィッチSを勝った。

アンガラにはゲイリー・スティーブンス騎手が騎乗していた。2,400mの道中、スタート直後もまれたアンガラは前半は団子状態でレースを運んだが、残り800mでは3番手まで順位を上げていた。直線に入り気合をつけられ、ケープタウンラスの猛追を凌ぎG1初制覇を果たした。(良馬場でタイムは2分36秒24)。

「よくやったでしょう」とスティーブンス騎手は言う。「上手く抑えることができたし、馬はとてもリラックスできてすばらしい切れ味をみせてくれました。狭いところを突き破って先頭に立ちましたが、それは馬が自らやったことです。」


ストライクミーラッキーはケープタウンラスから3馬身遅れの3着だった。

アンガラはキーンランド競馬場では2戦2勝だ。アンガラはアルザオ産駒の4歳牝馬で、フランスでデビューした。


勝利調教師のパトリック・ビアンコーン師が言うには、「この馬はだんだん良くなってきているし、実に期待通りです。たいていの場合ヨーロッパの馬はこっちに慣れるのに6ヶ月くらいかかるのだけれども、アンガラはこちらへ来て5ヶ月だからもう少しだね。」


マーティン・シュバルツ氏が馬主のアンガラであるが、これで戦績は8戦4勝、獲得賞金14万4845ドルとなった。デイトン・インベストメント産のイギリス産まれであり、アレッジド産駒のアンゲブルーが母馬である。


Thoroughbred Times, 4/27/2005 7:13:00 PM ET
http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=54332&subsec=2

三冠の戦い: コンソリデーターがチャーチルダウンズで5ハロンの調教

D・ウェイン・ルーカス調教師が「それほど速い時計が出ない」といった水曜日に、チャーチルダウンズ競馬場でケンタッキーダービー(G1)を狙うコンソリデーターが5ハロンを61秒4で追い切った。ぬかるんだ馬場であったが、ステイシー・メイカー調教助手を背にここ12回の追い切りのうち2番目に速いタイムを叩き出した。この日の一番時計は、G1馬マッドキャップエスカペードの60秒8。


「良かったと思いますよ。今朝はピーナツバターのような粘り気のある馬場でしたので、こういうときの調教は少し重要なんです。私が望んだとおりの力強い走り方でした。調子をキープさせようとしているところです。」とルーカス調教師は語った。


コンソリデーターは、ダービーではラファエル・ベジャルノ騎手が騎乗予定。コンソリデーターはストームキャット産駒で、3月19日にサン・フェリペS(G2・サンタアニタパーク競馬場)を勝った後、ブルーグラスS(G1・キーンランド競馬場)は5着に終わっていた。


ルーカス調教師は、「なかなかいけると思います。この馬と相性のいい競馬場ですし、ブルーグラスS前の調教をここで行ったときも良かったんです。」と言う。


Thoroughbred Times, 4/27/2005 7:26:00 PM ET
http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=54333&subsec=2

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