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【英単語】 favorite

favorite

(名詞) 1番人気


favoriteとは辞書的な定義で言えば大好物、および形容詞で大好きな。JR東海の京都を紹介するCMなんかで流れている、ちゃーらっちゃ・ちゃーらっちゃ・ちゃーらっちゃ~ちゃ~ら~♪という曲はMy favorite things (私のお気に入り)という名前です。


これを競馬という文脈で用いると1番人気となります。要するに競馬ファンがあるレースで1番のお気に入りな馬、というわけですね。ついでに海外競馬サイトなどでよく見かけるオッズ表記についても学んでおきますか。


海外では~倍という言い方はしません。というか意味は同じなのですが、主に


5-2 favorite Morivator (3.5倍で1番人気のモティヴェーター)


(5月16日訂正)

ここにいろいろ書きましたが間違いがありました。

海外の倍率についてはsenchou様のコメントから飛べるHPを参照してください。

ベラミーロード、ベルモントSへ集中

ウッドメモリアルS(G1)勝ち馬ベラミーロードは左前脚の故障でプリークネスSを回避する。しかし陣営は、このケンタッキーダービー1番人気馬がベルモントSに出走できるものとみている。ジョージ・スタインブレナー氏のキンズマンステーブルでレース管理を務めるエドワード・セクストン氏は、故障は休養を要すると語る。また問題なのは故障そのものではなくてレースにどれだけで復帰できるかということであり、プリークネスSは念のため回避するという。セクストン氏はベルモントSは回避しないとした。


「貪欲にプリークネスSに出走させることもできるが、スタインブレナー氏も私もそれが良いとは思わなかった」とセクストン氏は木曜日に言った。「馬にとってベストなことをやっていくつもり。ベラミーロードはいま休養を必要としているが、2週半から3週で調教に戻せるだろう。」


セクストン氏は、次走を決める上でどう調教に戻れるかが重要だという。ケンタッキーダービーで1番人気ということはそれだけベラミーロードが地力をつけてきたということであり、すぐに復活できるだろうと彼は言う。


「故障自体はそんなに悪くない。タイミングがまずかった。」



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Thoroughbred Times, Posted: 5/12/2005 11:41:00 AM ET

http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=54658&subsec=2

ケンタッキー競走馬薬物委員会、より厳しい罰則規定へ

木曜日、ケンタッキー競走馬薬物委員会はミルクセーキ、ブラッドガスおよび衝撃波療法器の所有に加えて3種類の薬物に対する3段階の罰則を規定したガイドラインを採択するようケンタッキー競馬運営委員会に推薦した。7人からなる委員会は満場一致で罰則ガイドラインに賛成し、競馬運営委は5月16日にレキシントンのケンタッキーホースパークで会合を開いてこれを検討する予定だ。


薬物委は薬物投与を3種類に分類したが、これは国際競馬理事会が定めた5段階の分類に沿ったものだ。薬物委はまた、違反の回数ごとに3段階の罰則を推奨しており、これらの中には長期間にわたる免許停止、多額の罰金、馬の出走禁止そして調教師免許の完全取消などが含まれる。


クラスA薬物は高確率で馬自身の生体機能の変化をさせずに競争能力に影響を与えるもの。クラスBはレースがない日にも馬の身体に変化があり、そして馬の競争能力に影響するもの。クラスCは合法薬物の大量投与である。ただし各種非ステロイド薬物はクラスBに分類される。


薬物委は免許停止となった調教師が管理馬を厩務員、家族、および他の従業員に引き渡すことも禁じている。またガイドラインによれば調教師免許を取り消す事も可能だ。取消は免許への再申し込みが必要だが、停止であれば一定期間後自動的に復帰できる。


また薬物委は、競馬運営者が認可する獣医などでも、検査で陽性と判断されるような薬物の使用にかかわった場合、調教師と同等の罰則を受けるとしている。


薬物委のメンバーであるジョン・T・ワード調教師は、「もしも罰則を逃れようとする行為が発覚した場合、死刑にも近い罰則が与えられる。その人のキャリアには大いに傷がつくだろう。よって今回の罰則規定は違法薬物に対してかなりの抑止力をもつと考えている。他の州もこのような規定を考慮して欲しい」と語る。


ワード調教師は競馬薬物検査協会のメンバーでもあり、協会はモデル罰則規定を夏にも発表する予定である。薬物委の委員長で、運営委の副委員長でもあるコニー・ホイットフィールド氏は、協会の規定が薬物委に即したものになるよう期待しており、またケンタッキーはこうした試みのリーダーとなるだろうと語った。



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Thoroughbred Times, Posted: 5/12/2005 6:54:00 PM ET

http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=54670&subsec=1

【英単語】 turn of foot

日本の競馬ももちろん面白いですが、海外の競馬も気になるところですよね。しかも英語の競馬記事は英語が分かる人でも難しいです。それは、競馬という文脈で理解されるべき表現がたくさんあるからなのです。

ということで競馬の英単語をちらほら紹介していきます。今日は…


turn of foot

(名詞) 切れ味


切れ味だからといってcutとか言ってしまってはダメです。切れ味という言葉をあらわすならturn of foot。具体的には以下のように使用されます。


The horse produced a fine turn of foot.(その馬はすばらしい切れ味を見せた。)


競馬にはこのように独特の表現がたくさんあります。そのうち単語集なども作る予定です。


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POGの大穴 (カスタマーレビューより)

「POGの大穴」とうたってるだけあって、穴っぽい馬がわんさか掲載されています。今年は父内国産の特集もやっており、マルチチファンとしてもムフフな内容です。もちろんサンデーサイレンス最後の産駒や、新種牡馬アグネスタキオン、クロフネの産駒もしっかりカバーしてあるので、本命党(?)にも満足できるのではないでしょうか?

ダービー1番人気・モティベーターがダンテSへ

アンティポストで目下ダービー1番人気であるモティベーターがヨーク競馬場で木曜日のダンテSに出走する。マイケル・ベル師が管理するモティベーターは、昨年のレーシングポストトロフィー(英G1)を快勝後、エプソムクラシックの4.5倍の1番人気となっている。


モティベーターはまだ無敗のモンジュー産駒。昨年10月のドンカスター競馬場のレースで、エイダン・オブライエン調教師のアルバートホールを下しており、木曜日に再戦することとなる。アルバートホールは今回が今期初戦となり、さらにフォルスタッフもこのレースに参戦する。クライブ・ブリテイン調教師のカンディテイトも、2000ギニーで3着となってはいるが、ダンテSをステップにダービーへと向かう予定である。


6頭の出走予定馬中、最後はジェレミー・ノセダ師の1戦1勝馬プロクラメーションと、デイヴィッド・エルスワース調教師の管理する今期2勝のギーザーである。


モティベーターのレーシングマネジャーであるヘリー・ハーバート氏は、モティベーターを再び見ることを楽しみにしている。「すべてがうまくいっている。モティベーターは今日にもヨーク競馬場へ飛び立つよ。競馬場でモティベーターの成長振りを見る時が来た。明日になれば馬がその結果を示すだろう。走るフォームがいいし、マイケルと陣営は仕上がりに満足していたし、馬場状態も問題にはならない。レーシングポストトロフィーから長い冬を越えたわけだが、かなりの成長をしている。」


先月モティベーターがエプソムに来たときは少し気性を荒げていたようだが、そこからいろいろ知ることができる。しかしハーバートは明日のヨーク競馬場の雰囲気をモティベーターは問題にしないだろうと語る。「すごく活発な馬で、エプソムに行ったことによってかなりの収穫があったはずだ。連れて行ったときはちょっと戸惑ったようだが、エプソムに来るのは初めてだったからね。ギニーの日にはニューマーケットを歩かせたんだが、とても落ち着いている様子だった。だからそんなに心配していない。マイケルはナベスミアを歩かせるより馬房に入れておくことにしたらしいが、私もそのほうがいいと思う。」


レーシングポストトロフィーの走りからしてアルバートホールが対抗1番手だろうが、ハーバートは出走する他馬が気になるようだ。「アルバートは本当にいい馬で、ドンカスターでは素質を見せ付けた。冬を上手く乗り切ったことは間違いない。エイダンの馬はどれも鋭い瞬発力を持っている。警戒はしないとね。そしてプロクラメーションもいい馬だし、ギーザーはニューベリーのレースが印象的だった。他の馬も気をつけないとだめだよ。」



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Sporting Life

http://www.sportinglife.com/racing/news/story_get.dor?STORY_NAME=racing/05/05/11/RACING_Dante.html

ジャコモがダービーを制す

直線で3頭の叩き合いとなったケンタッキーダービーはジャコモが半馬身差で制した。


フロリダダービー勝ち馬ハイフライやウッドメモリアルS勝ち馬ベラミーロードが先団に取り付いて逃げる中、前半800m通過が45秒38となった。この日のチャーチルダウンズ競馬場の入場者数は15万6435人となり、過去2番目の数となっていた。


残り300m地点でクロージングアーギュメントが少し抜け出したかのように思えたが、すぐにアーカンザスダービー馬アフリートアレックスが差し返す。しかし勝ったのは2頭の間から抜け出したマイク・スミス騎乗で単勝50倍のジャコモだった。


これがケンタッキーダービー初勝利となったマイク・スミス騎手は、「僕は何もしていない。ただただジャコモが滑らかな走りを見せていただけ。僕は手綱を握って伝わってくる手ごたえを感じていただけさ。大レースはいくつか勝ったことがあるけど、こんなに興奮するのは初めてだね。」


他馬と激しく接触してしまったサンタアニタダービーで4着に終わったジャコモはダービーで再びタフなレースを走ることとなった。しかし今回はそれに耐えた。向こう正面では鞍上がなだめながら衝突を避けていた。


「このときはまだ後方だから、直線の伸びに期待しようと思って脚を溜めていた。」とスミス騎手は言う。思惑通りこのホーリーブル産駒は直線ですばらしい伸びをみせ、鞍上だけでなく調教師にもオーナーにもダービー初勝利をプレゼントした。


「すごくうれしいね。こんな経験ができるのは僕たちだけということだ。」というのはジェリー・モスオーナー。「ゴール板を通過したことも気づかなかったくらいだが、マイクの力強い姿を見て勝ったと分かった。妻のアンと一緒になって飛び跳ねてしまったよ。」


ジョン・シェリフ調教師はジャコモが直線を疾走するごとに勝てるという確信が沸いてきたという。「残り300mになるまでどこにいるか分からなかったくらいだけど、良い動きだというのがみえた。はじめは掲示板に乗るくらいの確信だったが、次第に勝てると思うようになった。」


ジャコモは2000mを2分2秒75で走りきった。クロージングアーギュメントが2着で、さらに半馬身差でアフリートアレックスが3着に入った。コルネリオ・ベラスケス騎手騎乗でキアラン・マクローリン調教師が管理しているクロージングアーギュメントはキーンランド競馬場で4月16日に行われたブルーグラスSで3着に入っている。


「人生でもっともスリリングな8マイルだったね」とマクローリン師は言う。「クロージングアーギュメントは力をつけ始めている。」


ティム・リッチー調教師が管理しジェレミー・ローズ騎手が鞍上だったアフリートアレックスは4.5倍の2番人気だった。「レースで僕は叫んでいたさ。馬が全力で走っているのが感じられただろう。力を出し尽くしたといっていい。」とローズ騎手は言った。リッチー調教師はアフリートアレックスの次走はプリークネスSだと明言した。


払い戻しもチャーチルダウンズレコードが相次いだ。馬単は4907.4ドル、3連単が66万5067.4ドル、そしてもっとも払戻金が大きかったのは4連単の81万4203.5ドルだった。


ジャコモの勝利によってダービー記録収集家だちはレコードブックを漁ることだろう。1913年に91.45倍で勝ったドーンレイルにつづいて2番目に人気薄である。過去にステークス勝ちがないダービー馬というのも1987年のアリシーバ以来である。


ジャコモはメイデン勝ちしかなかったのであるが、ハリウッドフューチュリティ(G1)でデクランズムーンの2着、サンフェリペS(G2)でコンソリデーターの2着に入ったことはある。


スミス騎手は1994年のダービーで2.2倍の人気だったホーリーブルに騎乗し、ゴーフォージンの12着になったことがあった。ホーリーブルは現在ダーレイスタッドにいる。「このおかげでホーリーブルのときの騎乗ミスを埋め合わせるね。」とスミス騎手は語った。


ジャコモの母父はストップザミュージック、母はミルリッジファームにいるセットゼムフリーである。ブライアン・メイベリー氏が1992年のファシグティプトンコールダー2歳セールにおいて4万5千ドルでセットゼムフリーを購入した。


今年のカリフォルニア産3歳馬は、デクランズムーン、スイートカトマイン、コンソリデーターと戦線離脱が目立った。さらにダービー上位6頭のうち4頭がサンタアニタダービーをステップにしている。その勝ち馬だったブザードが5着、ドントゲットマッドが4着、そしてBCジュベナイル勝ちのウィルコが6着だった。


5頭出しだったニック・ジトー調教師、そして3頭出しのトッド・プレッチャー調教師にはダービーはあまりよくないレースであった。2.6倍で1番人気だったベラミーロードがジトー師にとっての最先着、プレッチャー師にとっては9着のフラワーアリーが最先着だった。ブルーグラスS勝ち馬バンディニは19着に終わった。


「がっかりだ。ハイフライとベラミーロードは勝負になると思ったのだが…。」と語るのはジトー調教師。


ケンタッキーダービー全着順

1 ジャコモ

2 クロージングアーギュメント

3 アフリートアレックス

4 ドントゲットマッド

5 ブザード

6 ウィルコ

7 ベラミーロード

8 アンドロメダヒーロー

9 フラワーアリー

10 ハイフライ

11 グリーリーズギャラクシー

12 コインシルバー

13 グレイターグッド

14 ノーブルこーズウェイ

15 サンキング

16 スパニッシュチェストナット

17 ソートイットアウト

18 ゴーイングワイルド

19 バンディニ

20 ハイリミット

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Thoroughbred Times, Posted: 5/7/2005 6:29:00 PM ET

http://www.thoroughbredtimes.com/todaysnews/newsview.asp?recno=54559&subsec=2

ケンタッキーオークスでサマリーがシスシティを倒す

アシュランドS(G1)でシスシティに大敗した後、金曜日のサマリーが形勢を逆転させスティーヴ・アスムッソン調教師にケンタッキーオークスの2馬身差勝利をプレゼントした。アスムッソン調教師は昨年8月サラトガ競馬場でのクレーミングレースでシスシティを5万ドルで手放しており、力をつけて複数の重賞を勝つまでに成長したシスシティを見守ってきた。


サマリーはウインチェルサラブレッド所有で、シルバービュレットデイS(G3)とフェアグラウンズオークス(G2)を勝った後、アシュランドSではシスシティに19馬身差をつけられていた。


「アシュランドSは最悪だった。今日のサマリーが本当の姿であって、形勢を逆転させたということではない。アシュランドSがただただ能力を出せないレースであっただけ。今回とはまったく違うレースだったね。シスシティはこれまでで最高のパフォーマンスだっただろうが、サマリーがそれに勝ったという事さ。」とアスムッソン師は言う。


ジェリー・ベイリー騎手騎乗のサマリーは第1コーナーでシスシティを押さえ込む。そしてシスシティと並びながら47秒44、1分11秒53と楽なペースに持ち込む。3コーナーでエドガー・プラド騎手騎乗のシスシティが仕掛けるが、サマリーはそれについていって1分50秒23というタイム(良馬場)をたたき出した。


アスムッソン師が言うには、「シスシティは倒さなければならない相手であり、ジェリーは上手くマークしていた。完全に息が合っていたフェアグラウンズと同様の勝ちパターンだった。」


2004年に最多勝利を記録したアスムッソン師は、ベイリー騎乗・レディタックで6着だった2003年のオークスから学ぶものが多かったと言う。サマリーとベイリー騎手に良いパートナーシップを築かせるためにレース前はいろいろ画策していたようだ。2003年に学んだことは大きかったという。


ケンタッキーオークスはインザゴールドが2着、ギャラントシークレットがさらに1と3/4馬身差の3着だった。シスシティは3-5という人気だったのにもかかわらず4着に敗退した。ダトローによれば、「シスシティは元気がなかったとエドガーが言っていた」そうだ。


アスムッソン師は、「今日の勝利は私のキャリアにおいて最も大きなものになる」と語った。


サマリーは8戦5勝で獲得賞金70万9763ドル。トーマス・バン・ミーター氏とミハエル・ローエンバウム氏が生産し、ケンタッキー育ち。母はミスタープロスペクター産駒のヒアアイゴーである。



ランキングではもうすぐ100位を切れそうです


Thoroughbred Times, Posted: 5/6/2005 6:39:00 PM ET

http://www.thoroughbredtimes.com/search/searchdetail.asp?Section=&RecordNo=54543

ジプシーキングがディーSに

チェスターの5月開催最終日、2000mのディーSにダービーの有力馬が何頭か出走する。


由緒あるルーディーでのクラシックトライアルはここ数年その輝きを失っている。シャーガーが能力を見せる勝ち方をしていたのがかなり遠い昔のようである。しかしながら、2003年にはクリスキンがダービーステップとしてこのレースに使われている。


そして今年、ジプシーキングが力を見せ付けることによってダービーへの展望は開けるだろう。さらにニューマーケットの牡牝両ギニーで大活躍だったエイダン・オブライエンとキーレン・ファロンコンビの強さを再び示すことだろう。同馬はキャリア1戦のサドラーズウェルズ産駒であり、ダービー出走予定馬の中で人気があるのはレースから計られる能力というよりも陣営と血統によるものだろう。しかし陣営はジプシーキングを高く評価しており、アバーディーンマレージョンズ&ハリウェルズLLPがスポンサーG3戦では断然人気になるだろう。


ブルースクエアオーモンドSはジョン・ゴスデン師管理のデイフライトが有力だ。


昨年ヨーク競馬場での驚異的な20馬身差圧勝が示すように、この馬はスーパースターにはなれないかもしれない。しかし実力は確かで、キャリア3戦目だったフランスダービーでは僅差の4着だった。その日の緩い馬場に脚がぐらついてしまっていたにもかかわらず、である。ケンプトン競馬場で不得意な2000mでの今シーズン初戦を楽勝し、続くジョン・ポーターSでも着差は少しながら勝利を収めている。3/4馬身という小差だったものの、対戦馬を完封し危ないと思わせるような場面はなかった。


今回ソフトな馬場は明らかに向いていないが、キャリア6戦を積んでますます成長をしているようであり、300mの延長も問題は無いようだ。


VCベットHでは、ケープロイヤルが筆頭となっている。


チェプストーが本拠のミルトン・ブレイドリー厩舎へ転厩してからまだ3戦しかしていないが、師はもともとスプリンターを数多く所有していない。ケープロイヤルは5歳馬でもともとはリンダ・ラムスデン調教師に管理されていた。最近になってブレイドリー調教師のマジックが浸透してきたようだ。先日ドンカスター競馬場でのレースを良い形で勝ち、続くエプソムで連勝といかなかったのは単なる不運といえるだろう。ドンカスターではケープロイヤルは先頭でレースを進め、力強いストライドで抜け出してヒドゥンドラゴンと自身の半兄弟でこのコースを得意としているビショップスコートを押さえ込んだ。この勝利によってハンデが2ポンドまで上昇してしまいはしたが、ケープロイヤルはそれに耐えうる馬だ。

シンクタンク競馬NET


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ラクティがロッキンジSに出走

ラクティが、ニューベリー競馬場のロッキンジSで復帰する。ただし天候が許せばという条件付だ。


まだまだ元気な6歳のラクティは、1番人気だった昨年12月の香港カップで7着惨敗に終わってから休養に入っていた。しかし今では仕上がりもよく、レースに万全の体制で臨めると報じられている。


「ロッキンジSに向かうことにしたが、あまり緩い馬場だとつらいだろう。時計が速いレースになればなるほどいい。」と木曜日にミハエル・ジャーヴィス調教師は言った。「代わりにイタリアのレース(プレミオ・プレジデンテ。デラ。リパブリカ)に出ることも考えているが、もしそれも無理だとしたらその次週にロンシャン競馬場のイスパーン賞に出す。とにかく馬場状態によってくるんだ。」


ラクティは多少ゲートに難がある。しかしジャーヴィス師はこう述べた。「リングフィールドで一敗の調教をしたが、トラックレコードを更新していたかもしれない。非常に高速馬場とは相性がいい。ゲート入りも問題ないよ。ふがいなかったのはここ2戦だけだね。」


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ヒルズ師に二重の喜び

開幕日の午後にアルムニとリバーキンタイアが勝ち、バリー・ヒルズ調教師はチェスターメイフェスティバルでのリーディングトレーナーの座を確固たるものとした。この由緒ある3日間の開催で彼は過去5シーズンに渡り12勝をあげている。


水曜日、ウェザーバイスバンクシャーオークスでリチャード。ヒューゲス騎手は15-8の1番人気アルムニを残り3ハロンの地点で追い出し、1着でゴールインした。しかしながら抜け出したときの手ごたえとは裏腹に、ハイアーラブに迫られ着差は3/4馬身まで詰まっていた。


ヒルズ師は言う。「アルムニは良い動きをするが、もう少し掛からないで走れるようにならないといけない。客観的にいうならば鞍上は良く乗れていたが直線の伸びはいまいちだった。リチャードはいつも強気に乗ってくれているよ。」ヒルズ師はアルムニをボーダフォンオークスに出すことをあきらめたようだった。「プリンス・カーリッド(オーナー)とロード・グリンソープ(レーシングマネジャー)はボーダフォンオークスへの追加登録を示唆してきたが、私は無理だと答えた。アルムニはオークスを勝つような馬じゃないと私には思えるし、リブルデールかランカシャーオークスが向いているはず。エプソムの高速馬場は合わないよ。アイルランドオークスに追加登録し、ヨークシャーオークスに出した後パークヒルに向かわせる。」


リバーキンタイアがチェシアレジメントEBFメイデンSで6-5の1番人気となった後、ヒルズ師はこう語った。「この馬は良い動きをするし、このレースに向けて万全の体制で臨める。次走はロイヤルアスコットでと考えている。5歳にしてはすごい力を持っているし、そこが最も重要な点だね。」


ジョン・エガン騎手はオーアーカマラとタイガータイガーを人気薄ながら勝たせていた。


前者のオーアーカマラは、ジョセフヘラーリリーアグネスコンディションSでインをつくことの有利さを見せ付けた。ストライクアップザバンド短アタマ差競り勝ったのである。勝者を出迎え、ボートリーをメインステージとするヴィッキー・ハイ調教師はこう語った。「実に微妙な差だが、こちらが勝ったと思った。首を前に伸ばして闘志を出していたね。ジョンは素晴らしい騎乗をした。彼がオーアーカマラを追う時はいつも馬が答える。この馬はロイヤルアスコットのクイーンメアリーSに向かう。」


エガン騎手はタイガータイガーでブレイトリングウォッチーズ&ウォルトンズオブチェスターHを勝ち、自身1日2勝を達成するとともに、ジェミー・ポールトン調教師にルーデー初勝利をプレゼントした。


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